先日、リック・ルービンが全面監修した『Star Wars Headspace』なるアルバムがリリースされて、しかも参加アーティストがEDM/ビート・シーンのナイスな顔ぶれで、これは、と思って聴いてみたのだが、まあちょっと触れてみてほしい。
GTA “Help Me!”
『スター・ウォーズ』関連音源って、そっちかい! と突っ込まずにはいられない。主に初代シリーズ(エピソード4~6)の、効果音や台詞をサンプリングしたトラック集なのである。続いては、この3月にデビュー・アルバム『Aa』をリリース予定のUSビート・プロデューサー、バウアー。
Baauer “Cantina Boys”
『フォースの覚醒』監督のJ・J・エイブラムスによる音楽ユニット=Shag Kavaの楽曲を、A-Trakがいじりまわしたやつ。これはスペース・トラップ/ダブといった感じでなかなか。
Shag Kava “Jabba Flow”(Rick Rubin Re-work) feat, A-Trak
リック・ルービン御大自らも、めくるめく展開のアシッドなダンス・トラックを提供。
Rick Rubin “NR-G7”
逆に自分たちらしい曲を作りすぎて、空気が読めていないロイクソップ。でも、インパクトのある台詞をセレクトしてます。
Röyksopp “Bounty Hunters”
要するに、いわゆるMADテープ・カルチャーに近いオタクなアルバムなのだけど、『スター・ウォーズ』好きなら楽しめます。わざわざこれのために集めるメンツかよ、という部分も笑えるし、いろんな台詞を耳にした瞬間に映像が脳内再生される自分も大概だと思う。公式ホームページは〈http://www.starwarsheadspace.com〉。一応、ここで一通り聴けます。ぜひ。(小池宏和)