エミネムは何故戻って来た(リバイバル)のか?余りにエモーショナルでポップな最新作から、彼の切迫した思いが伝わる。

エミネムは何故戻って来た(リバイバル)のか?余りにエモーショナルでポップな最新作から、彼の切迫した思いが伝わる。
ビョンセをフィーチャリングした先行トラック「ウォーク・オン・ウォーター」を聞いて、そのただらなぬ気迫に驚いた人も多いのではないか。僕もその一人だ。
今度のエミネムのアルバムは凄いものになりそうだ、そう思った。
そして届けられたアルバムは予想や期待を超える、とんでもないものだった。
「ウォーク・オン・ウォーター」の分かりやすさやエモさは先行シングルだからではなかった。
異様な気迫で叩きつけられるトラックは、どれもポップなメロディとドラマチックな構成を持ったものばかりだ。全編を貫く絶対に聞く者を逃さないという気迫は怖いくらいだ。
NYの中村さんは、エミネムはこの作品を発表するにあたって「自分を選ぶかトランプを選ぶか決めろ」というメッセージを出した、と番組でレポートしてくれた。
まさにそういうアルバムだ。エミネムは音楽で状況と闘おうとしている。しかも勝とうとしている。
分かりやす過ぎるメロディ、エモ過ぎるアレンジ、そんな批判を全く恐れていないエミネムの決意とエネルギーが熱い。
今週のワールド・ロック・ナウで全力で紹介したい。

不可能を可能にすることはできる
だからって神じゃない
水の上を歩くけれど
それは凍っているときだけ
(ウォーク・オン・ウォーター)
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