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    サザンオールスターズのNHKホールでのライブを観て思った、サザンが永遠に青春である奇跡。

    サザンオールスターズのNHKホールでのライブを観て思った、サザンが永遠に青春である奇跡。
    ライブの中盤「My Foreplay Music」「私はピアノ」と続いたところで、とても不思議な気持ちになった。
    僕は一体いつのサザンのライブを観ているのだろう?今は2018年なんだろうか?それとも1981年なんだろうか?そんな気持ちになった。
    懐かしい曲が演奏されると、時の残酷さを感じることが多い。今は、この曲が流行っていたあの時代ではなく、アーティストも聞いている自分も年をとってしまったんだ、という現実を突き付けられてしまうのである。
    ところがこの日のサザンのライブには、そんなほろ苦さがなかった。
    NHKホール全体が40年タイムスリップしてしまったようだった。
    サザンはどうして学生バンドとしての青臭さを失わないのだろう。これほど長くトップに君臨し続けながら、世慣れた感じやすれた感じがないのだろう?
    ドームのライブだと豪華な装置によって現在を嫌がおうでも感じてしまうが、ホールライブにはそれがなかったせいかもしれない。サザンにはたくさんの奇跡が詰まっているが、NHKホールというホールコンサートが生んだ貴重な奇跡を体験できたライブだった。
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