もの凄く久しぶりのジョンスペ。『プラスティック・ファング』のツアー以来?だろうか。彼らを所謂ミクスチャーという括りで語ることはできないし、そういうつもりで観に来たわけでもないのだが、彼らはミクスチャーの足し算というよりも例えば「ブルースをヒップホップで割る」というような無理目な実験によって、ロックが刺激的なものであるよう代謝させてきた。
単純明快なロックンロール、という名のドン詰まりに何度も行き当たって一時は停滞したが、凄いのは終わりのない実験(つまり単純明快なロックンロールという結論を拒否している)を続けながら、それをエンターテインメントてして見せる技が極まっていることだ。ジョン、ジュダ、ラッセル。本当に、この3人は変わらずかっこいい。(小池宏和)