フレンチ勢をはじめヨーロッパのエレクトロDJが大挙して押し寄せている中、その代表格であるサーキンは、バキバキというよりも意外とソウルフルなハウス寄りのプレイで、大人びたムードを演出。この時間帯にシミアン・モバイル・ディスコがぶつかっているのが、一番の泣き所だ。
さて、CRYSTAL MOUNTAINのトリはソウルワックス! 「オハヨウゴザイマス」の一声から、メンバーの背後で計4枚のLEDパネルが楽曲に合わせて発光し、尻上がりに鋭さを増すようなロックのライブを展開する。重量感溢れるブレイクが続いた後の「WE LOVE JAPAN!!」に、フロアは当然の沸騰。2manydjsのエンターテイナーぶりも良いけれど、この美意識の塊みたいな音があるから信頼感が深まる。たぶん、衣装はさっきと一緒だけど。(小池宏和)