お、花火が上がってるな。というわけでSONIC STAGEの大トリは、スコティッシュのプロデューサー、カルヴィン・ハリス。背面と卓がVJプロジェクターの豪華なステージ・セットでブチ上がる。楽しければ楽しいほどに、終わるのが寂しい。

サイレンみたいなフレーズにしても、乾ききったパーカッションにしてもクラッシュひとつにしても、本当に音作りが細かいし、選び抜かれてる。「聴かせる」ためにそれをやる人はたくさんいるけど、この人は「盛り上げる」ためにやっている。なおかつ作曲は、インストでも歌心に満ち溢れているのだ。ハウスとエレクトロ・サウンドの、一番おいしいところをバランス良く取り入れている感じ。大ネタも歌心を軸によく映えるし。

今年は、エレクトロ系のいろんなアーティストに触れることが出来ておもしろかったな。大きなステージまで、完全にスタンダードだった。よし、リミックスで生リアーナに出てきて貰おう！←それは無理。（小池宏和）