マウンテン大トリ、NEW ORDER

マウンテン大トリ、NEW ORDER

昨年再始動が発表され、ジリアン・ギルバートが復帰し、
そしてご存知のようにピーター・フックのいない、NEW ORDER。

とりあえず、私、ひとつ予想、当たりました。
フッキーがいないのはほんとに残念だし、あんなふうに
もめてしまっているのはとても悲しいことだけど、彼がいない
ことによって、ライヴにおける演奏、よくなるのではないか、という。
なんで。かは、フッキーのことを好きな方なら、
言わずもがなだと思います。

で。やはり、そうなってました。
フッキーの代わりのトム・チャップマンというベーシスト、
フッキー独特のあのベースラインを、フッキーよりも
正確かつグルーヴィーに弾きこなす人で、それによって
バンド全体が、シャキッとなっていた。
大げさに言うと、違うバンドみたいですらある。

で、代表曲、連打。「クリスタル」も、「クラフティー」も
(1コーラス目は例のアジカンゴッチが書いた日本語詞で歌われました)、
もちろん「ブルー・マンデー」も。
はっきり言って、最高。でもフッキー、いない。しかし、
その、いないことによって
……というわけで、複雑なものが胸に去来しまくるライヴでした。
いや、だから、めちゃめちゃよかったんですが、よかっただけに。
うーん。

ただ、この変化、フッキー云々だけじゃなくて、バーナード・サムナーのモードも
いろいろ変わった、というのもあるのでは、とも思う。
曲のアレンジ自体、変わってた感じだったし。

いずれにせよ、自分の今年のサマソニをこのアクトでしめくくれて、よかった。(兵庫慎司)
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