これほどLEDスクリーンの映像に頼って「いない」海外アーティストのアリーナ・コンサートを久しぶりに観た。
生身のダンサーがコスチュームや着ぐるみを何度も着換えて登場し、人が動かすオブジェや大道具、ケイティ自身の寸劇やプロレスまがいのアドリブなどなど、映像やデジタルに頼らない人力の力強さと躍動感に満ちたステージングだった。
この温かさに、逆に新鮮さを感じた。
最新アルバム『Witness』のシリアスなメッセージ性はライブにおいてはかなり抑制されて、エンタテインメントに徹していた。
ただ、そのエンタテインメントの質の提示の仕方にメッセージが込められていた。
テイラー・スウィフトの新しいライブはまだ観ていないが、おそらくこの真逆なのではないかと予想する。
ケイティ・ペリー、さいたまスーパーアリーナ公演を観た
2018.03.27 22:10