単独では前回の新木場スタジオコースト公演から4年、去年のサマソニから1年ぶりの、豊洲PIT公演。
最新作『Ti Amo』は、フェニックス最大の持ち味である洗練されたしなやかなバンド・サウンドにEDM的なシンセをフィーチャーした前作『エンタテインメント』を経ての、マスキュリンな濃さを打ち出したアルバムだった。
そうした変化のバリエーションをすべて溶かし込んだ文句なしのショーだった。
70年代80年代のロキシー・ミュージックのように美学のコアがブレないから、変化や進化自体が美しいのだ。
フォスターやツードアとか、フェニックスから影響を受けた後発バンドもこうしてうまく変化しながら華麗なキャリアを築いていってほしいな。
フェニックス、豊洲PIT公演を観た
2018.04.24 22:11