秋山黄色が、その尖った感覚をさらに尖らせながら、より多くの人に語り始めたアルバム、それが新作『ONE MORE SHABON』だ。超ロングインタビューとフォトセッションやりました。2月28日発売のJAPANで12ページで展開しています

秋山黄色が、その尖った感覚をさらに尖らせながら、より多くの人に語り始めたアルバム、それが新作『ONE MORE SHABON』だ。超ロングインタビューとフォトセッションやりました。2月28日発売のJAPANで12ページで展開しています
秋山黄色、前作『FIZZY POP SYNDROME』からわずか1年でフルアルバム『ONE MORE SHABON』をリリース。黄色が書くポップソングの駆け抜けるような勢いと同様に、その創作のスピード感は勢いを増すばかりだ。

この閉塞感しかない時代に生きる世代のメンタルに蓄積されていく毒を割って飲むための炭酸アルコール飲料としてのポップ――そんなイメージが前作だったが、そのメッセージと祈りはそのままに、よりポップに、少し明るく、優しい手触りすら与えたのがこの新作だ。ピアノの印象が非常に強く残る。黄色の鋭利なポップが鋭利なまま色彩を増し、輝度を上げるのは非常にいいことだと思う。なんのためにいいかと言えば、それは言うまでもなく音楽にとってである。

『From DROPOUT』『FIZZY POP SYNDROME』『ONE MORE SHABON』――この3枚で、秋山黄色の自己紹介的なプロセスがようやく完結するのではないか、そんな気がしている。
凄まじいスピードで生まれる作品それぞれに大きな手応えを感じながら、それ以上に期待感が募るのは僕だけではないはずだ。(山崎洋一郎)


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