ロックとかバンドとか終わったよね、はもう終わった。リンダ・リンダズもウェット・レッグもギースもインヘイラーもターンスタイルもドライ・クリーニングも登場する新世代ロック、新世代バンド特集つくりました。ロッキング・オンのサマソニ大特集号に掲載します

ロックとかバンドとか終わったよね、はもう終わった。リンダ・リンダズもウェット・レッグもギースもインヘイラーもターンスタイルもドライ・クリーニングも登場する新世代ロック、新世代バンド特集つくりました。ロッキング・オンのサマソニ大特集号に掲載します
ロックが復活してバンドが復権している。
数年前から、イギリスのサウスロンドンのシーンなどの新世代ポストパンク・バンドを指してそう言われたりもしていたが、もうそれとは違う次元で、新しい世代のドラスティックでワールドワイドな動きとしてロック復活・バンドの復権は起きている。
ここに取り挙げた12アーティストの音を聴いてもらえれば、たたずまいを見てもらえれば、この10数年以上なかったような、ストレートで解放的なロック感、バンド感を明らかに感じ取ってもらえるのではないだろうか。
リンダ・リンダズもウェット・レッグもターンスタイルもギースもドライ・クリーニングも、ヒップホップとR&Bがメインストリームを埋めつくし、インディーフォーク/SSWが脇を陣取って、バンドが行き場を失っていた10年代には出て来なかったニュータイプだ。
ここにきてパラダイムシフトが起きている。

彼らはロック、ロックバンドの固定概念や特権性が、すでに解体された場所でロックをやり、バンドをやっている。
だから全く新しく成立している。
逆に言えば、アークティックやアーケイドファイア以降バンドがフェードアウトした00年代後半から10年代の十数年間に、ロック、バンドという表現スタイルは完膚なきまで相対化され、その特権性が解体されてしまったのだ。

そこに立っているからこそ、新世代のロック、新世代のバンドにはロックに対する依存もなければ迷いもない。
その健全さがまぶしくて、素晴らしいのだ。

3月7日発売サマーソニック特集号のセカンド特集『新世代ロックバンド特集』、楽しみにしててください。(山崎洋一郎)

ロックとかバンドとか終わったよね、はもう終わった。リンダ・リンダズもウェット・レッグもギースもインヘイラーもターンスタイルもドライ・クリーニングも登場する新世代ロック、新世代バンド特集つくりました。ロッキング・オンのサマソニ大特集号に掲載します - rockin'on 2022年4月号 表紙rockin'on 2022年4月号 表紙



『新世代ロックバンド特集』は、3月7日(月)発売の『ロッキング・オン』4月号に掲載されています。
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