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    ついに日本公開されたデヴィッド・ボウイの映画『ムーンエイジ・デイドリーム』について書きました

    ついに日本公開されたデヴィッド・ボウイの映画『ムーンエイジ・デイドリーム』について書きました
    ボウイの映画『ムーンエイジ・デイドリーム』が公開されて観たファンは多いと思うが、まだ観てない人は観たほうがいい。ライブ映像メインの映画『ジギー・スターダスト』と、ボウイのキャクターや精神性をよく表現した『地球に落ちて来た男』はファンなら絶対観るべき映画だが、それと並ぶ必須の作品だと思う。貴重な映像があまりにもふんだんに、しかも全キャリアに渡って的確に編集されていて、何より、音楽の扱いが大胆で豊かで素晴らしい。トニー・ヴィスコンティが、まるでアルバムをプロデュースするかのように力を入れて監修しているのがわかる。音と映像で、まるでジェットコースターのようなスピード感で展開するドキュメンタリー映画というのは斬新で、しかも変化し続けたデヴィッド・ボウイのキャリアを追うのにとてもふさわしいと思った。
    どこにスポットを当てても断片的にしかなり得なかったデヴィッド・ボウイのキャリアの全貌を、ついに一つの大きな物語としてまとめてくれた、そんな安堵の気持ちと感謝すら覚える作品だった。(山崎洋一郎)



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