back number東京ドーム公演の感想

back number東京ドーム公演の感想
始まる前から、もちろん始まってからも東京ドーム内の熱気がすごかった。1年前のSCENT OF HUMORツアーの時はまだコロナの最中ということもあってみんなステージを見守りながらひたすら曲に集中するしかなかったが、今回は会場はより大きなドームだというのに、まるでライブハウスのような(いや、本当に)熱気と一体感のようなものがあった。聴きたい曲たちを生で聴ける場、ではなくて、back numberの3人とお客さんの思いが出会う場としてのライブがこんなにも成立したツアーはback number史上初めてだ。依与吏もMCで「俺たちがすごいんじゃなくて、曲を真ん中にしてみんなと俺たちが出し合ったものがすごいんだ」という意味のことを言っていたけど、そんなネクストレベルに達したのがこのツアーだと思う。
派手な衣装もステージアクションもギミックもなくて、ただひたすら魂を込めて作った楽曲を力の限り歌って演奏することがこんなにもすごいということを証明するツアーなのだと思う。(山崎洋一郎)
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