新たな歌姫から要注目のアーティスト、初来日目前のバンドまで――2020年の幕開けにふさわしいニューカマーたちをご紹介!

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年が明けて最初の連休が終わり、いよいよ本格的に2020年のエンジンがかかってきた今日この頃。シーンも活発に動き出していて、BBCの「Sound of 2020」やVevoの「Vevo DSCVR Artists to Watch 2020」、Amazon Musicの「Artist to Watch 2020」などを筆頭に、今年の活躍の顔となることが予想されるニューカマーをピックアップした恒例の新人リストが注目を集めている。

ここでは、そんなリストの数々をチェックしつつ、2020年の幕開けにふさわしい超期待の新星を個人的にピックアップしてみました。

注目の「Sound of 2020」1位に輝いたのはエイミー・ワインハウスの再来と呼ばれる歌姫



こちらのニュース(https://rockinon.com/news/detail/191790)でも報じているように、BBCの「Sound of 2020」には10組のアーティストがノミネートされ、そのうち1位から5位までの入賞アーティストが決定している。「ブレイクが予想される新人リスト」と言いつつ既に大ブレイクしているヤングブラッド(3位入賞)や、年明け早々ニュー・アルバムの『Seeking Thrills』が傑作として高い評価を集めているジョージアら、実績のあるアーティストを抑えて1位を獲得したのがCelesteだ。

LA生まれ、ブライトン育ちのCelesteはブリット・アワーズの「Rising Star」も獲得済み、今年デビュー・アルバムが予定されているR&Bシンガー。アレサ・フランクリンやビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルドなどから大きな影響を受けているという彼女は、エイミー・ワインハウスとも比較されるハスキーでウォーミーな歌声の持ち主だが、ジャズの即興性を想起させるミニマルなサウンド、余白を残したサウンドメイクに合わせて、敢えてソウルフルすぎない引き算の歌唱をしているあたりが今っぽい。

Celesteと言えばポール・ウェラーとのこのセッションも絶品。


この他にも4位にエントリーしたJoy Crookesや、ビンテージなサウンドが魅力のBaby Rose、ロンドンの新星AMAなど、やっぱり今年もソウル・ディーヴァは強いです。


2020年代も引き続き気分はなんとなくブルー? 平熱のメロウネスを鳴らす要注目新人



そんなCelesteに続き、「Sound of 2020」で2位入賞の快挙を果たしたのがEasy Lifeだ。彼らこそまさにブレイク目前、今最も熱いUKバンドと言っても過言ではない。カリプソやアフロ・ポップの高揚をふわりとまとったギタポに、当たり前に前提となったヒップホップ・ビートと独り言のようなラップ、さらにはチルウェイヴ的なアンビエントやエレクトロ・サイケデリック、はたまた一気にAORの域までワープしそうなサックス使いなど、軽やかな足取りで様々なジャンルをホッピングしていく彼らは、まるで2020年のUKバンド・ミュージックの可能性を集大成したかのようなバンドだ。

気ままでイージーゴーイングでありながらどこかブルーでさめている、平熱のメロウネスとでも呼ぶべきものに包まれたEasy Lifeの音楽は、彼らの世代の共通感覚を伝えるものでもある。


SXSWやコーチェラ・フェスティバルで既にアメリカにも上陸済みで、こうして英米の状況が気負いなく同時進行で進んでいる状況は、レックス・オレンジ・カウンティのブレイクのプロセスに近いものがある。ロンドンのヒップなブリット・スクール一派ではなく、レスターの片田舎出身だというのも個人的に応援したくなります。


そんなEasy Lifeとコラボした“Sangria”も最高だったArlo Parksも、「Sound Of 2020」にエントリーした一人。ロンドン出身の弱冠19歳、彼女もまた透明感の中に哀しみが漂うビター・スウィートな歌声が素晴らしくて、ビリー・アイリッシュラナ・デル・レイともシンクロする才能だ。

グラスゴー出身ということもあって「ルイス・キャパルディに続くブレイク最右翼のSSW」と称されるJoesefも、キャパルディよりもはるかにセンシャルな歌声の持ち主で、今年もやっぱりみんなメロウだよなあ……としみじみしてしまう。メロウという意味では他にもドリーミーなエレクトロ・サイケが気持ちいいDeaton Chris Anthonyや、フランク・オーシャンにフックアップされて話題のMk.Geeなど、LAから登場のSSW勢にも注目だ。


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