ブリットポップの本質:パルプ、大ブレイクを果たした1995年の決定版インタビュー!


オアシス『Definitely Maybe(邦題:オアシス)』とブラー『パークライフ』のリリースから30年の節目となる2024年は、この両バンドにとってだけではなく、UKロック自体にとって大きなアニバーサリーイヤーだと言っていい。

何故なら『パークライフ』によって正式に始まり、『Definitely Maybe』によってさらに加速し、国を挙げてのお祭り騒ぎに明け暮れた末に僅か数年で終焉に至るという、UKロック史に残る狂騒=ブリットポップから30年となる年だからだ。ブリットポップのレトロスペクティヴは近年様々な角度から行われてきたが、オアシス&ブラーと並ぶ三巨頭として、いや、ムーヴメントの本質を射抜いたという意味ではオアシス&ブラー以上に再評価が著しいバンドが、パルプだ。

UKロックリスナーであればパルプの偉大さをもちろん熟知しているだろうが、それ以外の人々にはオアシスやブラーほど認知されていない……というのが彼らのポジションの歯痒さでもある。でも、このブリットポップ30周年を契機になんとかその状況を是正したい!……ということで、ロッキング・オン最新号ではパルプの95年のロングインタビューを掲載! 95年と言えば彼らが遂に大ブレイクを果たした年で、“コモン・ピープル”が英国民にとってほぼ国歌と化したそのピークの光景を、余すことなく伝えるジャーヴィス・コッカーへの決定版インタビューとなっている。

『Definitely Maybe』の30周年記念特集と合わせて、「あの時代」への追想と再発見の入り口となる記事です。ぜひお見逃しなく! (粉川しの)



パルプの記事が掲載されるロッキング・オン9月号

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