京はなぜ美醜に惹かれ、性と業を抉り、闇と影に異様なまでのシンパシーを抱くのか。それは京自身が、存在する「実感」をそこに見出しているからだ。そんな実感の結晶=『IMMORTALIS』にあるのは「歪み」だと京は言う。それはつまり、彼が受け入れ生きている、人間としての美醜と業そのもののことである。本作はたまらなく切ない、素晴らしい作品だと僕は思うが、それはメロディの情緒性や歌謡性だけによるものでは決してない。自身の「姿」に向き合い、生きていくことを決意した人間の営みというのは、それだけで感動的なものなのだ。(小栁大輔)
「京自身」との邂逅
sukekiyo『IMMORTALIS』
2014年04月30日発売
2014年04月30日発売
ALBUM
京はなぜ美醜に惹かれ、性と業を抉り、闇と影に異様なまでのシンパシーを抱くのか。それは京自身が、存在する「実感」をそこに見出しているからだ。そんな実感の結晶=『IMMORTALIS』にあるのは「歪み」だと京は言う。それはつまり、彼が受け入れ生きている、人間としての美醜と業そのもののことである。本作はたまらなく切ない、素晴らしい作品だと僕は思うが、それはメロディの情緒性や歌謡性だけによるものでは決してない。自身の「姿」に向き合い、生きていくことを決意した人間の営みというのは、それだけで感動的なものなのだ。(小栁大輔)