1年半ぶりの新作リリースは3曲の新曲を収録したシングル。まったく異なるタイプの楽曲が並び、いずれもタイトル曲となり得る魅力を持っている。そして、エレカシの新章がここから始まる予感に満ちているのだ。〝愛すべき今日〟の穏やかなイントロから《どんなときも歩くのさ おお ベイビー 雨の日も風の日も》という歌い出し、この30秒ほどの間にも何か「確かな思い」みたいなものが感じ取れる。決して派手ではないがとても美しい。多くの困難や悩み、怒りや挫折、もちろん喜びも希望も、すべて受け止めて生きていくという、シンプルだが力強い意思表明。続く〝TEKUMAKUMAYAKON〟は4つ打ちのダンスナンバー! これが実に良い。ここで歌われる《結論は出ないいや、むしろ出さない 答へはかうして、生きてることさ、》という歌詞、この言葉に今回のテーマは集約されているのではないだろうか。3曲目のヘヴィな〝めんどくせい〟にしても《面倒くさいのが人生だなんて/ああ嫌になっちゃうぜ》なんて歌いながら、どこかフッと笑ってるみたいな頼もしさが感じられる。宮本は見事に突き抜けた。(杉浦美恵)