トゥーマッチの美学貫くベストライヴ

東京スカパラダイスオーケストラ『The Last~Live~』
東京スカパラダイスオーケストラ The Last~Live~
おお、そうだった!と1曲目で記憶が蘇った。開幕するとシングルで共演した3バンドに、それらの曲をプロデュースした亀田誠治が次々加わり、広いステージから溢れそうに並んだ揃いのスーツの総勢20人。のっけからフィナーレのように盛り上がり、その熱気のまま4時間を突っ走ったのが、この武道館公演だ。いつも谷中敦がMCで言う「戦うように楽しめ!」とは、スカパラ自身のスローガンなのだ。だからこの日も20人4時間28曲のライヴになったのだが、その中から21曲を本作に収録。もちろんゲストとのコラボ曲は全曲入ってる。10-FEETとは“hummer ska”“閃光”、MONGOL800は“Don’t worry be happy”“流れゆく世界の中で”、ASIAN KUNG-FU GENERATIONは“遥か彼方”“Wake Up!”、亀田とは“The Look of Love”“ハプニング”を演奏している。常にトップギアで世界を駆け回る百戦錬磨のスカパラと、互角にやりあうガッツ溢れるバンドたちとの、ライヴならではのコラボぶりに圧倒される。体を張った音楽を25年やり続けているスカパラに「やりすぎ」という言葉はないのだ。(今井智子)
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