新作でも息切れしてしまった様子は一切ない。このスタイルにアイデンティティを強く持っているのだろう、あからさまな他楽器のオーヴァーダブなどせぬまま聴き応え満点の内容を保っていて感嘆する。未だに謎が多いマイク・カーの奏法だけでなく、力強くグルーヴィーで意外と細やかなベン・サッチャー(到底こんなドラムが叩ける顔をしていないところがまたいい)のプレイも絶大な貢献を果たしているのは間違いない。マイクの声質が結構チャラい感触なのもポイントか。こんなことをやってのけるやつらがいる限り、まだまだロックに未来はある。 (鈴木喜之)
脱帽
ロイヤル・ブラッド『ハウ・ディド・ウィ・ゲット・ソー・ダーク?』
発売中
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新作でも息切れしてしまった様子は一切ない。このスタイルにアイデンティティを強く持っているのだろう、あからさまな他楽器のオーヴァーダブなどせぬまま聴き応え満点の内容を保っていて感嘆する。未だに謎が多いマイク・カーの奏法だけでなく、力強くグルーヴィーで意外と細やかなベン・サッチャー(到底こんなドラムが叩ける顔をしていないところがまたいい)のプレイも絶大な貢献を果たしているのは間違いない。マイクの声質が結構チャラい感触なのもポイントか。こんなことをやってのけるやつらがいる限り、まだまだロックに未来はある。 (鈴木喜之)