音楽は全能であることを立証してる

RADWIMPS『ANTI ANTI GENERATION』
2018年12月12日発売
ALBUM
RADWIMPS ANTI ANTI GENERATION
全17曲を聴き終えた時「うわ、すごいの聴いちゃった」というショックで、しばしボーッとしてしまった。これまでにも取り入れたことがあるものも、そうじゃないものも含めて、音楽のジャンルや手法は多岐にわたっているのだが「やってみた」感はゼロ。アルバムまるごと、最初からこういう音楽ジャンルがあったというくらい自然に、しかし聴いていると何度も「えっ今の何?」とスピーカーを振り返ってしまうくらいの絶大なインパクトを持って鳴っている。たぶん“前前前世”や『人間開花』よりも以前から、経験してきた様々なことや、味わってきた様々な思いが、すべてそのまま音楽になっているような。ONE OK ROCK・Taka、あいみょん、Miyachi&タブゾンビの参加というのもトピックだし、それぞれの曲も最高の仕上がりなのだが、それよりもアルバム全体のエネルギーの放出量のほうにやられてしまう。自らを抑えることをあえてやめた(のだと思う)リリックの曲もあってドキッとするが、そこも含めて、あとアルバムの最後に救いが降ってくるところも含めて、絶対支持。まいりました。(兵庫慎司)
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする