すべてが4人の生きた時間

フジファブリック『FAB LIST 1』『FAB LIST 2』
発売中
ALBUM
  • フジファブリック FAB LIST 1』『FAB LIST 2 - 『FAB LIST 1』

    『FAB LIST 1』

  • フジファブリック FAB LIST 1』『FAB LIST 2 - 『FAB LIST 2』

    『FAB LIST 2』

  • フジファブリック FAB LIST 1』『FAB LIST 2 - 『FAB LIST 1』
  • フジファブリック FAB LIST 1』『FAB LIST 2 - 『FAB LIST 2』
デビュー15周年、そして志村正彦の没後10年となる2019年。地元・富士吉田を舞台とした志村正彦展、渋谷PARCOで開催されたフジファブリック展、詩集の新装版発売など、盛り沢山な1年を送っている彼ら。投票形式で収録曲が決められたプレイリストアルバム『FAB LIST』がふたつのレーベルより2枚同時に発売された。EMI在籍時の楽曲が対象となった『FAB LIST 1』には、代表曲“若者のすべて”、連作シングル“桜の季節”“陽炎”“赤黄色の金木犀”“銀河”といったラインナップに加え、ちょっと歪んだ世界観の“花屋の娘”なんかが入っているのが、やはりファンの声という感じがして嬉しいところ。現レーベルSony Musicの楽曲が対象となった『FAB LIST 2』で特筆すべきは、山内総一郎(Vo・G)が地元大阪への想いを綴ったという楽曲“手紙”だろう。時の流れが哀しさを癒してくれることを時間薬というが、想い出が純化されていくような、胸に染み渡るラストナンバーだ。過去を訪れることはできないが、過去を見つめることはできる。このアルバムすべてが4人の生きた時間なのだ。(峰典子)
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