狙いを定めて、直球勝負

Novelbright『WONDERLAND』
発売中
ALBUM
Novelbright WONDERLAND
SNSでバズって知名度を上げ、自ら「令和の売れ方」と称するブレイクを果たしたNovelbrightの、待ちに待たれていたニューアルバム。キラキラしたメロディと爽快なバンドサウンドは奥行きを増し、さらにさまざまな表情を見せる竹中雄大の歌声に酔いしれる12曲は、まさに期待以上、J-POPシーンど真ん中にも刺さるキャッチーさを誇っている。アレンジは多彩ながらすべて人なつっこい曲たちと、《いつだって逃げ出せる瞬間はあった/でも自分に負けたくない涙も全部自信に変えて》(“Believers”)、《不安で先が見えなくても進む自分を信じて/想いは途切れず遥か彼方まで》(“時を刻む詩”)という等身大の歌詞。彼らはたしかに戦略的なバンドだけれど、楽曲はよそいきでも背伸びでもない、真実だ。バズり方なんて関係ない、楽曲さえ聴いてもらえれば勝てるという自信が伝わってくるのは、文字通り自分たちの音楽を信じているからこそ。夢や希望みたいな言葉が馬鹿にされがちな世の中に、これだけまっすぐ未来へ突き進む音楽が生まれ、サクセスストーリーを邁進していること自体が希望だ。(後藤寛子)

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