①Morning Light
2017年リリースのミニアルバム『Chandelier』収録の楽曲で、のちに初の全国流通盤ミニアルバム『SKYWALK』にも再録された。ソリッドなギターリフで始まるアップテンポなナンバーで、《Wo…》と歌うコーラスをオーディエンスとかけ合うのがライブの定番。ライブハウスであれ、路上であれ、ライブを主戦場にするNovelbrightらしく、オーディエンスと共有し、「相手」がいてより輝く楽曲だ。それは歌詞もそう。《なに一つ報われなくて/劣等感と虚しさが同時に押し寄せてくる/そう言ってその身を引くような/あなたにはなってほしくないと願うだけ》と強く訴えかける歌い出し、そして《いつだってお前の味方はここにいるんだよ》という熱いメッセージが、聴き手の胸にダイレクトに刺さる。②Walking with you
『SKYWALK』に収録された楽曲で、のちに路上ライブ動画などを通してNovelbrightの名前を広く知らしめ、YouTubeでは2020年1月27日時点で367万回再生を記録している。なんと言っても、《数え切れないほどの想いを/今ならきっとあなたに届くように叫ぶよ》と、歌で始まるインパクトがすごい。竹中雄大(Vo)のハイトーンボイスが響きわたり、その声の力で、一瞬にして耳と心を掴まれてしまう。そして、ストレートなバンドアレンジでメッセージのピュアさを加速させて辿り着くラスト。サビのメロディと並走するように鳴きまくるギターソロと、《We can do it.》と断言して終わるエンディングの爽快さが癖になる。③また明日
こちらも『SKYWALK』に収録されたバラード。必聴ポイントのひとつは、イントロで聴ける雄大の口笛だ。ピアノの旋律と寄り添う凜とした口笛の音色の美しさは、さすが世界大会優勝者。そして、熱血なイメージだけでなく、切ないラブソングもNovelbrightの真骨頂であることがひしひし伝わってくる。《これからの将来の話になると/僕はいつも口を噤んでたね/切り出せる勇気が無くて/君を悲しませた/頼りない僕でごめんね》と、リアルな感情を切り取りながら、《また明日って言えることがこんなにも幸せなんだと/気づかせてくれたのはあなただった》と、誰しもに寄り添う普遍的な想いに辿りつくところが彼ららしい。