晴れ渡る明日への大ジャンプ

Novelbright『Sunny drop』
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Novelbright Sunny drop
怒涛の勢いで注目を集めてきたNovelbrightが放つメジャーデビュー曲はどこを切っても必殺のキラーチューンだ。亀田誠治プロデュース、そして「コカ・コーラ ゼロシュガー」CMソングと、言ってしまえば「外堀」もばっちりなのだが、何より曲がとんでもなく強い。優しく穏やかに響くAメロから、全力で踏切板に飛び込むようなBメロを経て、竹中雄大(Vo)のハイトーンボイスが大きなスケールで響き渡るサビへ。三段跳びのお手本のような美しい構造のなかに、ロックでポップでブライトな、バンドの武器がすべて注ぎ込まれている。そしてその楽曲を包み込む歌詞。沈み、塞ぐ気持ちとそれを切り開く希望を空模様に喩える、というのは決して斬新ではないが、雄大は怖気づくことなく今の自分の思いを普遍性のほうに放り投げている。できるだけ大きなメッセージを、できるだけ誰にでも届く言葉で――そんな力強い意思がこの曲を逞しいものにしている。《何年先も変わらないままで/照らし出すよいつだって君を》。最後の2行は、今の彼らの本気そのものだろう。このバンドはあなたの太陽になろうとしている。(小川智宏)

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