音楽と物語の架け橋

WEAVER『タペストリー』
発売中
DIGITAL
WEAVER タペストリー
作詞を手掛けてきたドラマー・河邉徹が2018年に作家デビューを果たし、その作品とリンクしたアルバム『流星コーリング』をリリースするなど、独自の活動の幅を拡げているWEAVER。デビュー10周年を経て迎えた2020年はコロナ禍に見舞われてしまったものの、昨年10月にリリースされたデジタルシングル『CARRY ON』では、壮大なサウンドに乗せて、まさに「進み続ける」意思を刻み付けた。そんな彼らの2021年初音源は、創業115年の老舗企業・株式会社スミックのスペシャルムービー「見えない想いに気づく人は、あなたを想う人。」の主題歌。前作とは一転、ストーリーに寄り添ったセンチメンタルサイドのWEAVERを堪能できる。彼らの原点とも言える繊細なピアノが導くメロディ、デビューアルバムと同じ“タペストリー”というタイトルもエモーショナルだ。今年3月にも書籍が発売となる河邉が、作詞のみならず、前作に引き続きジャケット写真も担当。音楽と物語、今やその両方の美しさを知るWEAVERだからこそ、その相乗効果で生み出される作品がますます楽しみになる。(後藤寛子)

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