TikTok動画に使用されたことでシングル“バレンチノ”が19年に大ブレイクした24kゴールデンだが、その後コロムビアと契約し、満を持してのメジャー・デビューとなるのがこの『エル・ドラド』。
たとえば“バレンチノ”のビートやサウンドを手がけたプロデューサーのブラックマーヨは自身がYouTubeで発掘してきた人物であったりと、楽曲やサウンドについてはもうすでにかなりの目利きで今回揃えた音源も外れはまるでなし。恐ろしくキャッチーな節回しのメディを紡ぎ出し、声もたっぷりしていてラップも力強く、たとえば“ムード”の延々と続く反復がたまらなく病み憑きになってしまうこの中毒性がすごい。
さらに注目すべきものは作品の隅々まで染みわたったこの屈託のなさとポップ・センスだ。自然にやるだけでポップになるという、この感性は類稀なものだ。(高見展)
ディスク・レビューは現在発売中の『ロッキング・オン』5月号に掲載中です。
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