ナチュラルに「ヤバい」アルバム

原 由子『婦人の肖像(Portrait of a Lady)』
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ALBUM
原 由子 婦人の肖像(Portrait of a Lady)
実に31年ぶりのオリジナルアルバム。『婦人の肖像(Portrait of a Lady)』というタイトルが示すように、原 由子自身の現在を描き出すような、そして歩んできた道程が滲み出るような、奥行き深い素晴らしいアルバムが完成した。まず1曲目“千の扉〜Thousand Doors”を彩る華やかなストリングスとモダンなビートの在りように、原 由子の音楽家としての円熟味と革新性を感じ取ることだろう。それ以前に、先行で配信リリースされた“ヤバいね愛てえ奴は”はさらにエクスペリメンタルだった。アコギと弦楽器、そして歌声が幽玄の音風景を描き出し、静謐と官能とが同時に表現されるような、原 由子にしか表現し得ない歌世界が広がる。かと思えば、時を超えて永遠の風景を刻み込む“鎌倉 On The Beach”では歌声とメロディがやさしく心を癒し、“スローハンドに抱かれて (Oh Love!!)”では和モノのグルーヴを携えたロックサウンドが心を疼かせる。全10曲、そのどれもが珠玉のポップミュージックであり、それぞれに違った表情を見せる原 由子のポートレイト。2022年、全音楽ファン必聴の「ヤバい」一枚。(杉浦美恵)

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