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DISC1には、映画『告白 コンフェッション』主題歌となった、主演の生田斗真が「共犯」者として参加した“殺意vs殺意”と、同曲をホルモンのみで演奏したバージョンを収録。DISC2は謎のタイトル『カロラカロケム』のフォントを解析すると、HOSHOKU=捕食というコンセプトが表れる。ホルモン2号店・コロナナモレモモのアレンジを本店が捕食し、“シミ”で新しい学校のリーダーズを捕食し、“チューチュー ラブリー ムニムニ ムラムラ プリンプリン ボロン ヌルル レロレロ”でanoを捕食。……つまりリニューアルアレンジを聴くことができる。そんな2枚組シングルのタイトルは『キ・セ・イ・ラッシュ』―これはイヤらしい寄生ではなく、業界や常識の壁を壊して仲間を巻き込んでいく姿勢だと思う。楽曲としても、ますます様々なジャンルをホルモンの世界観に巻き込んでいる。歌詞も含めて攻撃的だけれど、きっとずっと正直なだけなのだ。ホルモンに巻き込まれて、時代に巻き込まれない。そういう人に私はなりたい。(高橋美穂)(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年8月号より抜粋)
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