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“ずっと好きだから”は今夏を彩るアンセムとなるだろう。目標に向かって歩んだ日々、重ねた努力、流した涙。すべてを抱え大舞台に臨む者を鼓舞する楽曲だ。高校球児へのエールであり、ねぐせ。が仲間とともに歩んだ道のりのことのようでもあり、さらにはすべての挑戦者のための応援歌でもある。挫折や苦しみがあっても続けてきた理由、そしてその辛い日々をも愛するのはそれが「好きだから」だと、だからこそ歓喜もし涙も流すのだとりょたち（G・Vo）は歌う。最後のアカペラのシンガロングが仲間とともに思いを重ねる心強さを感じさせ、静かに心に沁みる。“めちゃくちゃ好きな人を愛すように世界を愛して！”の《愛は目に見えないけど／哀は目に染みてしまう》というラインがこのEPタイトルにつながるが、ねぐせ。は常に、人生とは愛と哀を携えて歩むものだと歌うバンドだ。なおや（G）作詞・作曲のロックチューン“デイズ”にも根底に「愛」と「哀」がある。4曲入りながら、ねぐせ。の本質を明確に表現した作品だ。（杉浦美恵）（『ROCKIN'ON JAPAN』2024年9月号より抜粋）
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