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菅田将暉が彼のLIVEバンドのメンバーである西田修大、越智俊介、タイヘイ、工藤拓人の4人と共に作詞作曲含めフルセルフプロデュースし、曲毎に異なる感覚をテーマに全6曲で「五感」(第六感まで含む!)を描き切ったコンセプト作。「聴覚」を担う“universe”はジャズ要素の強いポストロック、「味覚」を担う“I’m in shock!!”は粘っこいファンク、「嗅覚」を担う“骸骨は踊る”はダビーなアンビエントポップと、多様で多彩な楽曲の振り幅は、彼らの日々の音楽的興味・関心がそのまま表れたかのようで微笑ましく感じられる。ただこの5人でこの音楽を鳴らしたいのだという無邪気な衝動が伝わる一方で、細部の細部まで十二分に作り込まれたサウンドデザインに唸らされる作品でもある。「五感」とはすなわち「今を感じること」であり、「生きること」。だとすれば、この6曲に刻まれているのは、今この瞬間に抱いた眩い感動を、少しでも永遠に近づくようにと願い全身全霊で表現し切らんと望む、真っ当で純粋な作家たちの姿である。(長瀬昇)(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年3月号より)
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