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世界は神秘である。そんな眼差しでTOMOOは日々の光景を隅々まで見つめ、人の心を奥深くまで覗き込む。ときに好奇心に満ちた子どものように。ときに目の前の出来事に一貫した距離を持つ冷静な観察者のように。彼女は心の高台から出発と帰宅を繰り返す。この世の「わからなさ」の只中で踊り、誰もが寝静まった夜に、ひとりだけ醒めた目でたくさんのことに気づく。この2ndフルアルバムは、そんな神秘を見つめるポップ音楽家のみずみずしい感性に満ちている。シングル曲中心の前半に対して、TOMOOの弾き語りによる美しいバラード“雨粒をつけたまま”を起点に、アルバムはより豊潤なTOMOOの瞳の奥の世界に入る。高木祥太(BREIMEN)アレンジのダンサブルな“ナイトウォーク”、千葉大樹(Kroi)と磯貝一樹アレンジの切なくも鮮やかな“ハックルベリー・フレンド”など音楽性も多彩。中でも菊池剛(Bialystocks)とTOMOO自身のアレンジによる“Lip Noise”は、極めて独創的な音楽体験をもたらす。(天野史彬)(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年12月号より)
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