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SAKANAMONが「子供と大人」というテーマでアルバムをリリースするという報を聞いて、こんなに相応しいバンドはいないなと思った。もうキャリアとしてはベテランと言える大人だけど、メンバーの見た目はデビュー時からずっと変わらない少年らしさを持っているから。つまりはバンド自身が子供であり大人であるというような。子供向けの4曲と大人向けの4曲が、交互に並んでおり、子供曲には確かに言葉遊び的な歌詞の曲が並ぶが、サウンド自体は驚くくらいに子供に合わせることのないSAKANAMONのロックそのもの。それはバンドが目線を下げることなく子供という存在に向き合っていることの証左であるし、大人サイドの“unique”の《あなたが笑っても誰かは泣いてる/あなたが泣いても誰かは笑ってる》という歌詞は年齢関係なく突き刺さる普遍性を持っている。自分の中に、このバンドが持つ大人らしさも子供らしさもあることを確かめさせてくれるし、そうあり続けたいと思わせてくれる作品。(ソノダマン)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年4月号より)
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