レッチリ傑作に続き彼らも

ジェーンズ・アディクション『ザ・グレート・エスケイプ・アーティスト』
2011年10月26日発売
ALBUM
ジェーンズ・アディクション ザ・グレート・エスケイプ・アーティスト
ジェーンズ・アディクション、08年の再々結成後初となるアルバムが遂に完成した。再々結成ツアーで復帰していたオリジナル・ベーシストのエリックは今作には参加せず、昨年ダフ・マッケイガン(ex.ガンズ&ローゼズ/ヴェルヴェット・リヴォルヴァー)の加入が報じられ作曲段階には携わったものの、最終的にレコーディングに迎えられたのはデイヴィッド・シーテック(TV・オン・ザ・レディオ)と『ストレイズ』期のクリス・チェイニー。これは音を聴いてみれば納得の人選である。
 
というのも、本作はそれこそデビューAL以来ではないかというぐらい、ジェーンズのエキゾチックかつダイナミックなサイケ感に満ちた作品だからで、エレクトロニックな処理も加えられ彼ら特有のグルーヴがそっくりそのまま「今」にアップデートされているのである。『ストレイズ』路線のゴリゴリしたロックであればダフは適任だったかも知れないが、デビュー作が好きな人ならばこれはハマる。感涙の美曲“ブロークン・ピープル”とダメ押しの爆裂ロック“ワーズ・ライト・アウト・オブ・マイ・マウス”のフィナーレまで、大充実の力作。(小池宏和)
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