これぐらい余裕のある一年だといいな

地球三兄弟『バーベアマン』
2013年01月01日発売
ALBUM
地球三兄弟 バーベアマン
隙あらばドラムスを叩きたがる人が、ブラザーズに加わって三兄弟。今さえ良ければいいとしか思えないバンド名と、デビュー・アルバムなのに各曲の作曲者は聴けばわかってしまうという圧倒的な記名性がすごい。THE EARTH(桜井秀俊)、スパ de SKY(YO-KING)、Oしゃん(奥田民生)の、ネイチャーで大らかなスケール感に満ちたロックである。飛び抜けてグダグダ感が押し出された“すっごい汗”がオープニングに配置されている辺り、3人だけレコーディングのタチの悪さと余裕が窺えるが、その後はがっちりと作り込んであるので安心だ。
 
“呼びにきたよ”~“地球の親玉”でダイナミズムを見せつけた後、スパ de SKYとOしゃんの共作歌詞にイジられながらもヴァイオリンを持ち込んで頑張るリーダーの哀愁“アースの休日”に和む。実はストレートなブルースを奏でる7曲目のみ、触れただけでは作曲者がわからなかったのだけれど、個人的に最も意外だったのは“渚のボーナス”や最終ナンバー“EARTH'S UP”といったフォーキーな楽曲に惹かれたことだった。2013年の大らかな幕開けを告げる。(小池宏和)
公式SNSアカウントをフォローする

最新ブログ

フォローする