ジャズはかくも自由なのだ

SOIL&“PIMP”SESSIONS『CIRCLES』
2013年08月07日発売
ALBUM
SOIL&“PIMP”SESSIONS CIRCLES
先行シングルとなったライムスターや椎名林檎との共演曲を含む8作目。全曲ゲスト・ヴォーカリスト/プレイヤーを迎えた企画ものだ。ストイックなインストゥルメンタルを基本とするバンドによるポップなヴォーカル・アルバムという意味では、スカパラの『Stompin' On DOWN BEAT ALLEY』に近い位置づけで、リスナー層拡大を主目的とした作品とも言えるだろう。
国籍・ジャンルを問わないゲストの人選は彼らの人脈の広さ、音楽的嗜好の幅広さを示すが、ゲストによって自由にカタチを変えていくフレキシビリティには正直言って驚かされる。それは、ソイルによって解釈された「ジャズ」の現代性と自由さをも示している。全編聞き所満載だが、特に素晴らしいのが、福原美穂のパワフルなヴォーカルをフィーチュアして昭和歌謡とトライバル・ジャズ~ハウスが合体したようなゴージャスかつダイナミックなダンス・トラックに仕立てた“Bon Bon Villa”と、七尾旅人を迎えたクールなアシッド・ジャズ“Frog in the World”。七尾の歌との相性の良さは意外だった。(小野島大)
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