まさにタイトル通りの作品である。全5曲それぞれで異なるサウンドアプローチを見せるものの、そこに描かれているのは「愛という病気」にかかるほど愛という感情に魅せられ、翻弄され、救われた人間の姿だ。伸びや…
今年のはじめ、アニメ『僕のヒーローアカデミア』第6期の新しいオープニングテーマになるというニュースと共に、Eveの新曲のタイトルが発表された。そのタイトルは、“ぼくらの”。ひらがなで柔らかく綴られた、複…
LEGEND(ライブ)封印~再開を経て、『METAL GALAXY』から約3年半ぶりにリリースされた新作は、「我々の知らなかったBABYMETAL」の復元計画=THE OTHER ONEに基づいた、自身初となるコンセプトアルバム。 《流れ…
昨年7月3日に開催された「BUMP OF CHICKEN LIVE 2022 Silver Jubilee at Makuhari Messe 02/10-11」の模様を、アンコール含め全曲(18曲)収録。現在開催中の「BUMP OF CHICKEN TOUR 2023 be there」は声出しOKな…
幼少期から続けたサッカーを怪我と病気で辞めたあとに音楽の道へ進み、高校卒業後に上京。地道なライブ活動を行いながらオーディションなどで結果を残し、コロナ禍でSNSを通じ“ラブソング”や“て”などの楽曲が…
バンドの肉体性とダンスミュージックの肉体性を掛け合わせることで人間の本能を呼び覚ます表現を追求してきたLucky Kilimanjaroが、4枚目のアルバムで向き合ったテーマは「変化を乗りこなす」。個人が時間の流れの…
無料配信されたストリーミングライブ「Blinking」の3曲をはじめ、YouTubeで公開された“Mellow”など、TOMOOのスタジオライブ映像がどれもすこぶるいい。メジャーデビュー前からのレパートリーや未音源化楽曲を含…
恋する者たちの心情をまっすぐに射抜いた彼女のリリックは、今作でその鋭さをさらに増している。恋人との別れを残酷なまでに淡々と描いた“最後の行ってきます”。車の運転を渋る恋人に《君を死なせたくないって言…
紅白に出演し、ROCK IN JAPANのトリを務め、『みんなのうた』を担い、直木賞作家とコラボをし、『ガンダム』のOPテーマに起用され……ありとあらゆる場所でクリエイティブを拡張し続けるYOASOBIの活躍ぶりはとどま…
このテキストが日の目を見る頃には、全国24公演のホールツアーが千秋楽を迎えているはずのVaundy。そのツアーの最中に発表されたのが、ABEMAの恋愛番組『花束とオオカミちゃんには騙されない』主題歌に起用された…
実験的でスタイリッシュなサウンドメイキングをしながらも、マスへ訴求するタイアップとも向き合えるポピュラリティを持った稀有なバンド、Kroi。ニューEPは、彼らにはこうあってほしいという願いが具現化されてい…
大ヒット曲“W/X/Y”や同曲を収録した1stフルアルバム『Memories』のメロウな世界観に親しんだ人たちからすれば、この2ndフルアルバム『多面態』は、驚きの展開と言えるかもしれない。本作の1曲目を飾るのは、豪快…
バンド名というものは特に意味がなかったりする場合も多いが、「キュウソネコカミ」は彼らの本質を鮮やかに表していると思う。キュウソの音楽は追い詰められた人間の捨て身の一撃、無我夢中の叫びであり、それは猫…
2ndアルバム『弐』では、先行してデジタルリリースされていた楽曲もすべてリマスタリングされ、アルバムとしてひとつの世界観を表現している。まず“ビリミリオン”が指し示す強いメッセージに引き込まれる。あえ…
10周年を締めくくる5曲。数字だけでいえば確かに5曲なのだが、聴き終わったあとに残るものは、アルバム1枚聴いたくらいに濃くて大きい。シンプルなクリープハイプ節を炸裂させながら尾崎世界観のメロディがとても…
二部作となった超大作アルバム『Break and Cross the Walls』を掲げた全国ツアー、その最終公演の模様を収めた映像作品。『I』の楽曲を中心とした1日目、『Ⅱ』の楽曲を軸に据えた2日目、両日ともストリングス隊…
TVアニメ『ブルーロック』の2クール目OP主題歌を軸としたメジャー1stシングル。あくまで自我を突き通す重要性を訴えかける原作の世界観とバンドのスタンスが見事にリンク。スリリングなロックと畳み掛けていくラッ…
シンプルなリズムとアルペジオに乗せて、夜の街をふらつくように進む歌。アーティストとしての決意が滲む“東京宣言”と“ロックスター”を経てTeleから届けられたのは、どこかプライベートな匂いすら漂うメロウで…
君島大空に取材をすると、彼はとても明晰な言葉で話す。彼の音楽のイメージから意外と思う人もいるかもしれないが、彼ははっきりと自分の言葉で話すし、彼の言葉はとても伝わる。それだけ作品を作る中で様々な思考…
前作『伝説の夜を君と』で、暗い時代の中でも輝き続けるロックンロールの眩しさを証明したa flood of circle。そして、LINE CUBE SHIBUYAでの初ホールワンマンを経て、代々木公園野外音楽堂フリーライブで告知され…
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