約3年ぶりとなるKOЯNの新作は、無題だった前作とは対照的に、タイトルに決定的な意味が込められたアルバムだ。方向性を変えて大ブレイクした『フォロウ・ザ・リーダー』以降、彼らは前作まで6作にわたってアルバ…
もはやシーンの動向と無関係に自身の表現を貫きつつメジャー・レベルで勝負できる数少ないヒップホップ・ユニットとなってしまったザ・ルーツ。そんな自分たちのポジションを意識してのことなのか、ここ2作は刺々…
3月14日に行われたメジャー・デビュー10周年ライブの全42曲を収録している。この日は、初の日本武道館ワンマン公演。武道館でPOLYSICSの曲を聴いている!という事実に、観客が心から興奮している様子が、この映像…
どんなに自由に思えたはずの場所も、だんだんと不自由になる。だんだんと誰が何のために作ったのかわからないルールが増えたり、だんだんと事情が混み入り過ぎて、だんだんと息が詰まる。そんなときは、古びて名ば…
キユーピーのCMに楽曲が起用され、ここ日本でもいきなり知名度が上がったイノセンス・ミッション(その“オール・ザ・ウェザー”は本作に収録)だが、結成から数えると20年以上。いわゆるカレッジ・ロック・バンド…
4年前のファースト・ソロは“とりあえずやってみました”感が濃厚だったが今度は本気度高く、しかも良い意味での遊び心はたっぷり。クイーンまがいのコーラスをバックに気持ちよく歌うところなど、こういうのやり…
00年11月にリリースされた“マタ逢ウ日マデ”のリメイク。プロデューサーは冨田恵一だが、さすが! オリジナル版はこの10年間で何度も聴いてきたし、無数の思い出が刻まれているわけだが、リメイク版はノスタルジ…
細美がファーストを扉にして、さらに自分の心の中にある深い神話の森の奥へと分け入り、命がけで一つ一つ確かめてきたものが、はっきりとした実体を持って耳から飛び込んでくるセカンドアルバム。the HIATUSのメン…
『春盤』こと『桜の季節』でのメジャー・デビュー以降、EMIからリリースしたシングルのA面曲をリマスター音源で完全収録した今作。志村が最初期から抱え続けたセンチメンタリズムの結晶=“茜色の夕日”。内なるダ…
シングル集と同時にリリースされる、大ボリュームのボックス・セット。順を追って説明すると、まずは未発表ライブ映像&ドキュメンタリーでDVDが2枚。ライブ映像が名曲連打であることに加え、どうしてもクライマッ…
ロバート・メイプルソープの写真を使ったアートワークと『ナイト・ワーク』というタイトルがすべてを物語っている。セクシャルな匂いと夜の煌き、80年代へのノスタルジーとニューヨークへの愛着。ジェイクはベルリ…
そもそも今作のタイトルが、思いっきりストレートなロックをぶん回しつつ己の野生を証明してみせたフィーダー覆面バンド「レネゲイズ」の名前から来ているのを見てもわかる通り、今作を支えているのは華麗なメロデ…
前作『K.O.』は、海の彼方の大統領をロックで貫く“Dear Mr.President”から、“PARADOX体操”のような逆ギレ・ポップ感まで満載して日本最先鋭レベルのエッジ感を描き出す一方、『ALTERNA』以降のゴールなき闘争…
とうとうミュージカルになった『アメリカン・イディオット』の、ブロードウェイ・ミュージカル・キャスト・レコーディングを収録した2枚組アルバム。最初は聴き慣れた曲を別の声が歌っていることの違和感が大きか…
07年のサマソニで久々の来日を果たしたシュガー・レイが、日本では実に7年ぶりとなる新作をリリース。フロントマンのマーク・マクグラスがしばらくテレビ番組の司会などで忙しくしていたこともあり、長い時間が開…
flumpoolは、「こういう音ってグッと来るよなあ」「こういう言葉って心を動かすよね」というど真ん中に徹底的に向き合っているバンドなのだと、本作を聴いて改めて強く感じた。“reboot ~あきらめない詩~”は、…
デビュー15周年企画のカバー・アルバム。とり上げられているのは、荒井由実、薬師丸ひろ子、アレサ・フランクリン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、七尾旅人、“蘇州夜曲”など。ニュー・ミュージック、アイド…
インタビューでニックが語っていたが、ここ数年で!!!は内面的にも外面的にも大きく変化を遂げた。メンバー・チェンジ、元ドラマー=ジェリーの死、もちろんアメリカにおける政治的状況の変化(もしくは「何も変わ…
2006年頃から先物好きの方々の間では話題となっていたアフィ。最初のシングルをリリースしてから丸4年、ようやくデビュー・アルバムが完成した。 本人もインタビューで語っていた通り、アフィとは着せ替え人形で…
ロック・シーンの最前線で、意識としてではなく、明確な言葉として2010年代を描こうとした作品はこれが初めてだし、それを真っ先にやるのはやはりアジカンだった。“新世紀のラブソング”の音像で新しい空気を描き…
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