女子4人組「乙女団」でのニューシングルを語る!
2014年夏に復活を遂げたチャットモンチーが、また新たな姿を披露する。女の子らしい柔らかさと繊細さと鋭い本音に満ちた復活第2弾シングル『ときめき/隣の女』は、女性サポートメンバーの世武裕子と北野愛子を迎えた「乙女団」で制作された。恒岡章・下村亮介との「男陣」にこの「乙女団」という武器も加わって、チャットモンチーはどうなっていくのか? 5月リリース予定のアルバムに向けて絶賛制作中のエリコとあっこに訊いた。
女ならではの往生際の良さっていうか(笑)。すごい決めるの速いんですよね、女の人だと。判断力がやっぱりね、すごい速い(笑)。女の人はストレートに、「こういう曲にしたい」っていうのが早く叶うというか。そこは女同士やなあって思いましたね(晃子)
日常的なことは、非日常であるってことを書きたかったのを、すっごい恋愛に寄せて。いろんな選択肢があってそこにいるっていうことを、あたりまえと思わないでほしいっていう歌なんですよね。そうやって、何も考えられてないっていうことがすごく幸せな状況なんだぞ、っていうことです(笑)(晃子)
(“ときめき”の歌詞を見て)すごいいいなあって思って。そのときどきのリアルな、あっこちゃんの思ってることが出る歌詞みたいなのを、久しぶりに見た気がして。だから、「すぐ作れるなあ」と思いました(絵莉子)
3人時代の後半は、久美子が叩いたリズムにメロディを合わせていって、そのおもしろさを出すっていうやり方が板についてて。でも、ふたりになってからは、それがまずなくなって。楽器を選んでた時代から、今度は4人になって。鍵盤とドラムがいるっていうのは決まってるから。それらを使ってどうするかっていう(絵莉子)
(“隣の女”の歌詞について)人間関係に悩んでた時に(笑)、ぶわぁっ!とできましたね。「くっそぉ!」みたいな(笑)。言われたんですよ、友達に。「曲書けばいいやん」って。「ですよね!」って(笑)。で、自分のことを混ぜ。こういう自分を反省したいっていうのも混ぜ、“隣の女”ってことになりました(晃子)
楽しんでるって感じかな、バンドを。動かして。完全に、今できるパワーというか、曲作りに向けた力を振り絞ってる感はあります(絵莉子)
スリーピースで満足してたし、ツーピースでも満足してたのに、4人になって。しかも自分じゃない頭の人たちが増えてもなお、もっとおもしろいことやりたいって思えてるのがすごく嬉しいっていう感覚ですね。安心とかは全然してない。やっぱりアルバム通してびっくりさせたい、みたいなのは前と変わらずあるから(晃子)
続きは2015年2月28日(土)発売のロッキング・オン・ジャパン 4月号で!
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