ROCKIN'ON JAPAN INTRODUCTION
川谷絵音(indigo la End/ゲスの極み乙女。)

川谷絵音(indigo la End/ゲスの極み乙女。)

2バンド同時活動する鬼才の2万字インタヴュー!!

異例の同時メジャーデビューから1年足らず、破竹の勢いで進撃中の2バンド(indigo la End/ゲスの極み乙女。)を率いるフロントマン・川谷絵音の半生を2万字インタヴューで暴く! 長崎県で育ち、自分の才能を確信しながら失敗と逃走を重ねた少年は、やがて音楽に救われるのか──。indigo la Endのメジャー初アルバム『幸せが溢れたら』完成を機に、すべてを語った! イラストは漫画家・浅野いにおとのスペシャルコラボが実現!!

イラスト=浅野いにお 撮影=YAMA 山添雄彦(mili)

俺、生まれた時の家のことはあんまり覚えてないですけど、すげえ天井が低い狭いとこに住んでて、ムカデみたいなのが家に出て、大騒ぎしてた記憶だけあります。それがたぶん一番古い記憶なんです。なんか家族が慌ててる雰囲気というか、わかんないです、夢の話かもしれない(笑)

小学校2年生くらいで、T.M.Revolutionに最初にハマって。あの、すごい風吹いてるやつ(“HIGH PRESSURE”)。それがすごい良かったです、衝撃的だった。こういうふうになりたいなって思って、なんか漠然と。だから小学校2年生ぐらいの時に、歌を歌ってテレビ出るのとかいいなって、思ってはいたんです

中学校になった瞬間、俺、すごいスレたんですよ。小学校の時はなんかワ~ッてやってたのに、中学校になった瞬間、すごく物静かな青年になったんです。なんか周りに何も言えなくなってきて、ここの人間関係とか、ほんとどうでもいいなあと思ってたんで。転校決まった時はガッツポーズしましたね

最初に作ったのは“ビリーブ”っていう曲で、ヤバいです。今でも思い出せるんですけど、相当ハンパない曲で、サビが《アイ・ビリーブ》っていう、かなりキツいやつです。でも自分ではイケてると思ってて、当時自分が聴いてた音楽はSUM41とかだから、それとはかけ離れてるんですけど

バンドやってるって言いふらされた上に、次の日バンドをクビになった。『えっ? なんで』って言ったんですけど、そっから連絡も取れなくなって。なんかもう悔しかったんです、それが。だから、東京に行って音楽をやろうって思ったんです。だから親に迷惑かけないように国立にしようっていうのは決めてて、国立の東京の理系っていう条件で探したら僕が入った大学があって

俺の親に会ったり、長崎まで一緒に来たりとか、結婚するんだろうなあと思ってた彼女と別れちゃって、なんかもうほんとボロボロだったんです。その子と、もう絶対結婚すると思ってたから。その時からほんとに、インディゴの曲のテーマが“喪失”になったんです

基本的に自分でダメにするんです、全部。自分が発端なんですけど、それをわかっていながら、でも自分は正しいんだみたいな、めんどくさい奴だったというか(笑)。どこでそうなったのかまったくわかんないですけど

続きは2015年1月30日(金)発売のロッキング・オン・ジャパン 3月号で!

ロッキング・オン・ジャパン
  • ROCKIN’ON JAPAN 2015年3月号

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