ROCKIN'ON JAPAN INTRODUCTION
SEKAI NO OWARI

SEKAI NO OWARI

セカオワ史上最大の「賛否」=『ANTI-HERO』に迫る!

初の全編英語詞シングル、アメリカのサウンドプロデューサー、ダン・ジ・オートメイターが手がけたクールでダウナーなサウンド、そしてFukaseのミニマルなラップ。“ANTI-HERO”は彼らの何を示す作品なのか――。『ROCKIN'ON JAPAN』9月号(7月30日発売)では、7月18・19日に行われた「Twilight City」の速報レポートとともに、メンバー全員ロングインタヴューを掲載。本誌の発売に先駆け、発言の一部をお届けする。

インタヴュー=小栁大輔 撮影=石黒淳二(go relax E more)

カテゴライズされるのがたぶん嫌いなんだと思うんですよね。僕は川と海が好きで、池と湖が嫌いなんですよ。動いていくものが好きで、それは変わり続けていくことだと思うんですよね。ちっちゃい頃に湖見て「なんかあんまり好きじゃないな」って思った性格の結果が、こういうリリースの仕方なんだと思います(Fukase)

たとえばここでまたファンタジックな曲を書いたりすることって一見安パイに見えるかもしれないんですけど、それって安パイじゃないんですよね。何年か経った時に、たぶん周りの人も思うと思うんですよ。あの時出した“ANTI-HERO”は非常に安パイだったって(Fukase)

リスナーの予想どおりの曲を出すことのほうがすごい不安になると思いますね。これ、前と同じようなテイストになってないかなあっていう(Nakajin)

いろんな考え方の人がいる中で、自分の考えに賛同してくれる人たちにばかり投げかけていくことってすごく不自然というか。「今回の曲いいね」って言う人もいれば、「今回の曲微妙なんじゃね?」っていろんな意見がある、そういうまともな世界で挑戦していきたかった(Fukase)

(“ANTI-HERO”を出すことは)全然不自然なことはないですよね。僕たちは自然にこうなんだ、っていう。そしたら周りの人が驚いた。そういう状況です(DJ LOVE)

やっぱり知名度が上がってくるとお利口になりたくなる――なりきれてないんですけど、気にするというか、公人としての振る舞いを。人から見られてるという意識によって普通なことを言い始めた自分に対して、「くそぉっ!」と思って書きましたね(笑)。《オレは悪でいたいのさ》っていうのは自分の意思表明というか(Fukase)

“ANTI-HERO”は完全に自分のことを歌ってるって感じは結構しますね。やっぱり……自分には叶えたいものがあって、その夢は壮大なもので、すごいでかい大剣を手に入れなきゃ戦えないようなものだったりするので。久々にトゲトゲしく自分が出てきてて、それはたぶん自分に対する怒りだったからかなあと思います(Fukase)

Fukaseにはすごいいろんな人が見えてるんだなっていう。「前のほうが良かった」とか「傷ついた」とか、「そんなの違う!」って言ってる人たちも、最終的には「あ、そうなんだ」と納得させて、結局愛されたい。だからFukaseは「悪者でいたい」って言うんだろうな(Saori)

続きは2015年7月30日(木)発売のロッキング・オン・ジャパン 9月号で!

  • ROCKIN’ON JAPAN 2015年9月号

SEKAI NO OWARI 衝撃の新曲を4人が語る&「Twilight City」速報!

  • ニューシングル『ANTI-HERO』、この衝撃が伝えるメッセージとは――? 超ロングインタヴューで、「賛否」の裏の胸中を語る。日産スタジアム2days「Twilight City」速報も!
  • ●雑誌コード:09797-09
  • ●発売日:7月30日
  • ●定価(税込):特別定価710円(本体657円)
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