現在発売中のロッキング・オン6月号では、『特別企画 2000年代ロックアルバム100』の中でリンキン・パークのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「『俺にニューメタルの看板を背負わせてくれんじゃねえぞ、俺はその旗振り役をする気は一切ないからな!』ってことあるごとに主張してた」
ボーカリスト/プロデューサー/ソングライター/ミュージシャンと各方面でマルチな才能を発揮するマイク・シノダであるが、世間的に一番よく知られているのはやはり現代音楽に最も大きなインパクトを与えた作品の一つを世に送り出したリンキン・パークの共同リードボーカル兼プロデューサーとしての顔であろう。
『メテオラ』は確実にそのような一枚に入るだろう。そのジャンルを超越したサウンドは現在に至るまで数え切れないほどのバンドやアーティストに影響を与えている。音楽がジャンルごとに厳格にカテゴリー化されていた時代において、ロックのリスナーをヒップホップに、ヒップホップのリスナーをロックに取り込む上で重要な役割を果たしている。
そして2023年、アルバムリリースから20周年を祝福して、『メテオラ』の記念エディションがリリースされた。この記念盤のリリースにあたって、マイク・シノダにオリジナル盤の創作現場の舞台裏および、制作プロセスについて語ってもらった。
「昔からリンキン・パークを語る上で“ニューメタル”って文句があたかも必須フレーズみたいに扱われてきたフシがあるけど、『メテオラ』のリリース前後からやたらとそこが強調されるようになってね。そこをどう回避するかっていうのがうちのバンドにとっての最重要課題の一つだった。何しろ完全にジャンルごとに棲み分けされてる時代だったからね。何もかもがシーンごとに細分化されてる状況の中で、自分たちはいかなるジャンルともシーンとも一切関わるつもりがなかった。それはもう最初にこのバンドを始めた1日目からね。それこそファーストの『ハイブリッド・セオリー』を出したニューメタルが一番キテる音楽とされてた時代から、『俺にその看板を背負わせてくれんじゃねえぞ、俺はその旗振り役をする気は一切ないからな!』ってことあるごとに主張してたくらいでね」
(以下、本誌記事へ続く)
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