KICK THE CAN CREWが結成20周年を迎える今年、ついに本格再始動を宣言した。14年ぶりとなるニューアルバム『KICK!』を2017年8月30日(水)にリリースし、2017年9月7日(木)には日本武道館にて「復活祭」を開催。12月には13年ぶりの全国ツアーを行う。
そして、これらの発表とともに公開された新曲“千%”の推進力と求心力は尋常じゃない。サンプリングを主体にしたソウルフルでキャッチーなビート、「キャラ立ち3本マイク」の魅力を見せつけるヴァースとそれが三位一体となった時の高揚感を全方位に解放するフック。あまりに完璧な第一声を用意してKICK THE CAN CREWが帰ってきた。
2017年7月29日(土)発売の『ROCKIN’ON JAPAN』では、再始動の経緯と新曲制作で3人が感じたことが語られている。発売に先がけて、その中から発言の一部をお届けする。
インタビュー=三宅正一 撮影=平間至
「このタイミングに向けて(KICK THE CAN CREWを)やってください」って言われてやっててもたぶんできなかったと思う。「やる」って自分たちで決めて、自分たちでやりたかった。自分でハンドリングして、やりたいタイミングを見つけたらいけるって思ったんだよね。そうじゃなきゃここまでのアルバムはできないでしょ(KREVA)
自分の中でゆとりがあるなとは思ったんですけど、テーマが決まるとそればっかり考えちゃうから。「すぐ歌詞を書かなきゃ」って頭が働いて、結局アタフタしてましたね(笑)。KREVAが自分のアルバムの制作やライブで忙しくて曲作りできないってなるとちょっとホッとするみたいな(笑)(MCU)
十何年前にキックが活動休止に入って、ひとりで曲を作るようになったわけじゃん。その時一番違うなと感じたのは、ちょっとオモロな、ふざけたワードとかをひとりでジャッジしてOKを出していくより、ふたりがいてOKなリアクションをもらうと出しやすくなるから。そういうところでひとりで曲を作る寂しさを感じたし、今回新たにキックでやることの強みがあるなって感じたかな(LITTLE)
結局、3人で集まって、3人で作って、3人でOKを出す感じが一番のKICK THE CAN CREW感なんだと思う(KREVA)
続きは2017年7月29日(土)発売の『ROCKIN’ON JAPAN』9月号で!
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