ヤバイTシャツ屋さん/新木場STUDIO COAST

ヤバイTシャツ屋さん/新木場STUDIO COAST - All photo by keiju kawaseAll photo by keiju kawase
●セットリスト
1. Tank-top of the World
2. 寝んでもいける
3. メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲
4. L・O・V・E タオル
5. DQNの車のミラーのところによくぶら下がってる大麻の形したやつ
6. Don't stop SNS
7. ZIKKA
8. ばたばたしばたさん
9. ウェイウェイ大学生
10. 天王寺に住んでる女の子
11. 週10ですき家
12. 喜志駅周辺なんもない
13. とりあえず噛む
14. 反吐でる
15. 流行りのバンドのボーカルの男みんな声高い
16. スプラッピ スプラッパ
17. 無線LANばり便利
18. ネコ飼いたい
19. ヤバみ

(アンコール)
EN1. 肩 have a good day
EN2. あつまれ!パーティーピーポー

ヤバイTシャツ屋さん/新木場STUDIO COAST
ヤバイTシャツ屋さんが5月から開催してきたツアーの追加公演、「ヤバイTシャツ屋さん "どうぶつえんツアー" ツアー 2017 〜ワンマン〜 追加公演」は、想像以上に現在地が浮き彫りとなる本当に素晴らしいライブだった。

まずステージに登場したのはウサギ、クマ、ライオンの着ぐるみだ。場内に流れるメンバーの会話を聞けば、彼らは悪の力で動物になってしまったとのこと。「この身体じゃ、もう演奏できないわ」としばたありぼぼ(B・Vo)=ウサギ。「本当に悔しいよ」ともりもりもと(Dr・Cho)=クマ。「実は、ひとつだけ人間の姿に戻る方法があるんだ」とこやまたくや(G・Vo)=ライオン。で、満場の2800人(メンバー談)に「タンクトップ」コールを促すと、その叫びが「タンクトップ神」なる巨大な白い物体を召喚し、見事に人間へ戻る。いよいよお待ちかねのショータイム。
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楽器を手に取った3人は、すでに沸騰状態のフロアへ“Tank-top of the World”を突き刺していく。髪を振り乱して叩くもりもと、天真爛漫にハジけるしばた、「もっと来いよー!」と煽るこやまに、観客の盛り上がりは渦を巻いて加速。“寝んでもいける”はOiコールが天井をブチ抜くほど響き、“メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲”は凄まじい一体感のジャンプが会場全体を揺らしていた。
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「ワンマンライブ気持ちいい〜!」(こやま)とMCヘ。ファンへの年齢調査が行われると、最年少は4歳の子が優勝、最年長は55歳だったものの52歳で最前を攻めた御仁の優勝ということに。爆笑ネタの連発を経て“L・O・V・E タオル”に入る。メタルコアのヘヴィネスからアイドルソングかと思わせるキャッチーさまで、ジェットコースターのような楽曲の展開に合わせ、吹き荒れたのはタオルによる旋風だ。コアファンを歓喜させた“Don’t stop SNS”は、レス・ポールを掲げてからド派手にピックスクラッチを決めたこやまがめちゃくちゃクール。ハイゲインサウンドを爆発させ、演奏で観客をブッ飛ばした“ZIKKA”もよかった。
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ここで小休止。アットホームすぎるトークのあと、恒例の関西事情、喜志駅周辺解説へ。からの“ばたばたしばたさん”、“ウェイウェイ大学生”、“天王寺に住んでる女の子”、“週10ですき家”、そしてようやく“喜志駅周辺なんもない”。身近なことをおもしろく歌うからこそ誰もが共感できる。何より絶対にポップに歌うんだという鉄の意志みたいなもの。それがこれほどバズっているという目の前の光景は、彼らがここまで一貫して歩んできたことの証のように思えた。再びのMCでは本ライブの背景が明かされる。そもそも追加公演が最も大きな会場であることに違和感を覚えていたのだけど、本当に想定外のことだったようで。当初ファイナルとしていた恵比寿LIQUIDROOM公演に応募が殺到しまくり、急遽この日が追加されたそう。しかもこの日もソールドアウト。メジャーデビューから約半年にしてこの躍進ぶりである。
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曲に戻ると、ここからはラストまで疾風怒濤の畳み掛け。初披露に怒号のような大歓声が響いた“とりあえず噛む”、一心不乱にエモーションを吐き出した“反吐でる”。剛腕パンクアレンジを施した“スプラッピ スプラッパ”のカバー、美旋律と絶叫が響き渡った“ネコ飼いたい”を経て、締めは“ヤバみ”による圧巻の肉弾戦。嵐のような爆音の中、ふと「タンクトップ神」さまへ視線を向けると、身体(?)を左右に揺らしておられました。アンコールは、まずメンバーと会場全員による記念撮影が行われた。ちゃっかり着ぐるみたちも登場、舞台上には計6人(?)。冒頭の設定はどうした(笑)。9月に5thシングルと本公演のDVDをリリースする旨をアナウンスした後、10-FEETのTAKUMA(Vo・G)から借りたというアコースティックギター(借りパクするつもりらしい)を使って“肩 have a good day”を、問答無用のキラーチューン“あつまれ!パーティーピーポー”を届け、全身全霊の終幕を飾ったのだった。(秋摩竜太郎)
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