9mm Parabellum Bullet フリーライブ @ 代々木公園野外ステージ

9mm Parabellum Bullet フリーライブ @ 代々木公園野外ステージ - 9mm Parabellum Bullet9mm Parabellum Bullet
本日4月1日、初のライブ映像作品『act I』をリリースした9mm Parabellum Bullet。これを記念して代々木公園野外ステージにて初のフリーライブを決行! 空はどんよりとした曇り空に覆われ、お昼頃には雨も降っていたがライブがスタートする14:00にはすでに雨も上がっていた。だいぶ肌寒くはあったけれども、これから始まる怒涛のアクトを考えればそんなことはお構いなし。前方に集まったオーディエンスはTシャツ姿で、メンバーの登場を待ち構えていた。通常のライブ・チケットもとり難い9mm Parabellum Bulletのライブということで、そのパフォーマンスを一目見ようと広場の後方まで、特に学生はまだ春休みだからか、若い世代のオーディエンスが埋め尽くしていた。

ライブは15分ほど押してスタート。いつものSEが流れると、ステージ後方の壁に9mm Parabellum Bulletのフラッグが徐々に上がっていき、場内のテンションが高まっていく。卓郎はドラム台に上がって丁寧にお辞儀をし、かみじょうは勢いよくドラムセットの後ろに置かれた銅鑼を「ゴォォーン」と叩き鳴らす! そして、 “Vampiregirl”でスタート。一気に加速していくアクトに、オーディエンスは踊り跳ねては、「You\'re Vampiregirl〜!」といきなり大合唱を沸き起こらせて尋常じゃない盛り上がりを見せた。

「桜が満開だね。」「んなわけないじゃん。全然咲いてないよ!」と一人ノリツッコミを交わす卓郎。実際ステージ脇に咲いていた桜は7分咲きくらいだったが、「9mmと桜」という無縁のような組み合わせも、滝の歌謡曲的でキャッチーなギター・フレーズと上手い具合にマッチしていて、なんだか悪くない、むしろ良い!と思えるシチュエーションでもあった。と、浸っている間もなく“Wanderland”“Living Dying Message”“The World”と立て続けに破壊的にも拘らず、完璧なバンド・アンサンブルを当たり前のようにかき鳴らす。遠くから観ていた人にとっては、野外だからライブハウスに比べるとサウンド的には決していい音とは言えない環境だったかもしれない。しかし、その動きを見れば一目瞭然、相も変わらず刺激的で衝撃的なパフォーマンスが炸裂するライブを見せ付けてくれた。そして、待望の新曲も披露! スカっぽくもあり、ラテンぽくもある独特のビートに9mmの衝動とキャッチーなメロディーを乗せた、面白い展開の曲だった。これまでにはない、また新たな曲展開で今後がより一層楽しみになってきた。

「自分らが主催したフェスで、自分らしか出てなくて、自分らがヘッドライナーみたいなライブだね」と、卓郎がMCで言っていたけど、まさに野外フェスさながらの雰囲気で後ろの方ではサークルモッシュが起こったり、至るところで奇声が発せられたり、お客さんもすごくフリーなノリで楽しんでいた。が、そんな雰囲気を一掃するかのように「ただで帰れると思うなよ!まだ行けるかー? 行けるかー?」と卓郎がオーディエンスを煽り“Termination”“Talking Machine”と畳み掛け、一気に場内をカオス状態にもっていく。ラストは「Discommunication!!」と叫んで、ライブハウスの床でもなく、芝生や土で覆われた地面でもなく、硬いコンクリートと石畳に覆われた代々木が地揺れするほどの熱狂ぶりを見せ、全12曲、約50分にわたるライブは終了した。

この模様は、スペースシャワーTVにて本日21:00〜より放送されるそうなので、チェックしてみてはいかが。また、RO69でも後日このフリーライブの模様を邦楽TVにて映像でお伝えする予定です!お楽しみに!(阿部英理子)


1.Vampiregirl
2.Trigger
3.Keyword
4.Wanderland
5.Living Dying Message
6.The World
7.新曲
8.Supernova
9.Termination
10.Talking Machine
11.We are Innocent
12.Discommunication
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