ハードコアやスラッシュやラウド・ミュージックを、ポップで親しみやすく面白くやれるバンド。それがホルモンではあるが、逆に、そんな、必ずしも売れ線ではない……いや、「必ずしも」じゃなくてはっきりと売れ線ではない音楽を、その破壊力や暴力性やラジカルさを損なわないまま、オーバーグラウンドに押し上げたバンドが、ホルモンでもある。全体に、そこが出ている感じのライブだった。ってことは、そういうツアーなのだろう。とにかく、激しくて、ジャンクで、鋭くて、重くて、恐い。そういう感じ。ただし、シングルのツアーだから、そして大ブレイクしたあとのツアーだから、逆にコアなことを、お客を選ぶようなことをやってやろう、という閉じた印象ではない。やってることはコア寄りなんだけど、それは「ここで満足させていないで、もっと深く、もっと先の、もっともっと面白くて刺激的なところへ、ファンを連れて行こう」という意志の表れのように、僕には感じられた。1年ちょっと前にこのRO69に書いたけど、前回のホルモンのツアーは初日からいきなり最終日みたいな完成度だった。けど、今回はそうじゃなかった。ホルモンだけあってかなり高い完成度ではあったけど、ホルモンにしては初日っぽいライブだった。つまり、ホルモン自身も、今できることとか今楽しいことの地点に留まっていないってことだ。お客さんと一緒に自分たちを、もっと先へ運んでいこうとしているってことだ。ホルモンは、全っ然止まらない。このツアーが終わって、この方向で行くとこまで行って、いつだかわからないけど次のアルバムを作って、それが出たら、次はいよいよ海外かなあ。と、ちょっと思った。実際はどうか知りません。個人的に頭に浮かんだだけです。亮君、海外ツアーとか苦手そうだし。でも、次のアルバムがすごいもんになったら、そろそろ国内でやることがなくなりそうな気が、ちょっとした。(兵庫慎司)
マキシマム ザ ホルモン @ 新木場スタジオコースト
2008.07.16 00:00
ハードコアやスラッシュやラウド・ミュージックを、ポップで親しみやすく面白くやれるバンド。それがホルモンではあるが、逆に、そんな、必ずしも売れ線ではない……いや、「必ずしも」じゃなくてはっきりと売れ線ではない音楽を、その破壊力や暴力性やラジカルさを損なわないまま、オーバーグラウンドに押し上げたバンドが、ホルモンでもある。全体に、そこが出ている感じのライブだった。ってことは、そういうツアーなのだろう。とにかく、激しくて、ジャンクで、鋭くて、重くて、恐い。そういう感じ。ただし、シングルのツアーだから、そして大ブレイクしたあとのツアーだから、逆にコアなことを、お客を選ぶようなことをやってやろう、という閉じた印象ではない。やってることはコア寄りなんだけど、それは「ここで満足させていないで、もっと深く、もっと先の、もっともっと面白くて刺激的なところへ、ファンを連れて行こう」という意志の表れのように、僕には感じられた。1年ちょっと前にこのRO69に書いたけど、前回のホルモンのツアーは初日からいきなり最終日みたいな完成度だった。けど、今回はそうじゃなかった。ホルモンだけあってかなり高い完成度ではあったけど、ホルモンにしては初日っぽいライブだった。つまり、ホルモン自身も、今できることとか今楽しいことの地点に留まっていないってことだ。お客さんと一緒に自分たちを、もっと先へ運んでいこうとしているってことだ。ホルモンは、全っ然止まらない。このツアーが終わって、この方向で行くとこまで行って、いつだかわからないけど次のアルバムを作って、それが出たら、次はいよいよ海外かなあ。と、ちょっと思った。実際はどうか知りません。個人的に頭に浮かんだだけです。亮君、海外ツアーとか苦手そうだし。でも、次のアルバムがすごいもんになったら、そろそろ国内でやることがなくなりそうな気が、ちょっとした。(兵庫慎司)