Nothing's Carved In Stone @ SHIBUYA-AX ゲスト:[Champagne]

Nothing's Carved In Stone @ SHIBUYA-AX      ゲスト:[Champagne] - Nothing's Carved In Stone   pics by Azusa TakadaNothing's Carved In Stone pics by Azusa Takada
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これまで9mm Parabellum Bullet、the band apart、THE BACK HORNといった錚々たるゲストを迎えて行われてきた、Nothing's Carved In Stoneの自主企画2マン・イベント・シリーズ『Hand In Hand』(THE BACK HORNの時は『KYO-MEIライブ~シリウス~』とのコラボ名義)。今回はその「Vol.4」ということで、ロックンロール新世代をリードする[Champagne]との対バンが実現! 「カッコいいバンドとしか対バンしたくない」と村松拓もMCで言っていたが、先攻として登場した[Champagne]がインスト・ナンバー“Burger Queen”を鳴らすだけでフロアが激震、“Waitress, Waitress!”“Rocknrolla!”と畳み掛けるたびに、一瞬「今日[Champagne]のワンマンだったっけ?」と焦るくらいの熱狂がフロアに吹き荒れる。「今日はナッシングスに呼ばれまして、光栄でございます。とりあえず、楽しもうぜ! 1人残らず楽しませてやりますので。最後までついてきてください。よろしくお願いします!」という川上洋平の声が、そんな熱気をさらに天井知らずに煽っていく。

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自らの主催イベント『This Summer Festival』にナッシングスを招いた時(2011年12月)以来の縁という[Champagne]。23日にリリースされたばかりのニュー・シングル『starrrrrrr / 涙がこぼれそう』の2曲に加え、“Kill Me If You Can”など最新アルバム『Schwarzenegger』の曲、さらに“She's Very”に“Cat 2”に……と全曲クライマックスなステージを展開。ささくれたノー・フューチャー感を鮮烈なロックンロールの爆発力に変えながら、アウェイの場所を次々に[Champagne]のホームグラウンドに変えてきた彼ら、この日もナッシングス企画のライブ空間をあっさり「自分の場所」として沸かせてみせる。「なんか、対バンっていいよね」という川上の声や、観客から「川上!」と飛ぶ声に「友達か!(笑)。『川上』って言われるの、小学生以来だな」(川上) 「俺も呼んだことねえや、川上なんて」(磯部寛之)と返すメンバーの表情にもリラックスした充実感が漂う。ハード・バラード“涙がこぼれそう”の痺れるようなアンサンブル。そこから“Kids”を経て、フロアをダンスとカオスとクラップで満たした“starrrrrrr”。ラスト“city”の最後、ギターを高々と掲げ、ノイズを振り撒きながら「渋谷! 愛してるぜ!」と叫ぶ川上に、惜しみない拍手と歓声が送られた。


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そしてーーとっくにピークを超えていた熱気がさらに高まる中、後攻:Nothing's Carved In Stoneがオン・ステージ! 鍛え上げられたビートが無上の高揚感を生み出す“Spirit Inspiration”に、フロア一面に拳が突き上がり、踊り回るオーディエンスがフロアをでっかく揺らす! 村松の絶唱が、日向秀和のバキバキのスラッピング・ベースが、大喜多崇規の叩き出すダイナミックなリズムが、そしてソリッドなロックそのもののような生形真一のギターが、AXを至上の熱狂空間に変えていく。5拍子の緻密なフレーズからエネルギー極限炸裂の風景へと昇り詰める“Cold Reason”。生形真一のコード・ストロークと大喜多崇規のドラムがスリリングに絡み合うイントロから、やがて轟々とエモーションの噴き上がる狂騒天国へと至る“Spiralbreak”……ひたすら真摯に己のロックを研ぎ澄ませた結果、聴く者すべてを途方もない多幸感へと導いてみせるNothing’s Carved In Stoneの「今」の開放的な磁場が、その音の1つ1つから伝わってくる。「今日は[Champagne]、出てくれてどうもありがとうございます! 『Hand In Hand Vol.4』は引き続き、私たちNothing's Carved In Stoneが、ここに集まった耳たちを通して、脳味噌まで届けて、みなさんの日常のくだらない悩みをぐちゃぐちゃにしにまいりましたから!」という村松の高らかな宣誓MCが、うおおおおっ!と雄叫びのような歓声を呼び起こしていく。

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“Pride”はじめ最新アルバム『Silver Sun』収録曲を軸としつつ、“November 15th”“Around the Clock”など強力ナンバーを凝縮した本編10曲。そして、3月6日に発売されるシングル曲“Out of Control”。4つ打ち+16ビートのクリアでダンサブルなアンサンブルが、サビで広大なサウンドスケープを描き出す瞬間の圧巻のスケール感! 熱量に身を任せて踊り回るキッズをさらに「ダンス、ダンス、ダーンス!」と高揚の彼方へと煽っていく村松の佇まいの逞しさといい、寸分乱れずギアを噛ませながら爆走するような演奏といい、どこを切っても最高のロック・アクト。むせ返るほどの熱気に満ちたフロアを見回して「こうなってくると、言葉は何も要らないよな、俺たちの間に。最高に楽しいっすね!」と村松。「俺たちやっぱ、ライブすることでしか伝える方法がなくてーーCDも作ってますけど、こうしてライブでみんなの顔の見える距離でやって、笑顔でいてくれることが、何より今の俺は幸せだなと感じまして」と語る村松。「Hand In Handって、ただ手を握り合うだけじゃなくて、お互いの手の中に何かがあって、交換できたらいいなって。イベントを通して答えを探しながらライブをしているわけですが……僕は今、笑顔をもらえて嬉しいです!」。ひときわ熱い拍手と歓声が湧き起こる。

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「俺たちの幸せを全部お前らに捧げるからさ、お前らも俺たちに全部くれよ! 渋谷、上がってこいよこっちまで! 上げてこい渋谷! かかってこい!」という村松の絶叫を合図に、“Scarred Soul”からフィナーレへ向けてAX一丸となって突き進む! 音の幾何学模様のような生形のフレーズと目の眩むような加速感が怒濤の歓喜を生み出した本編最後の“Isolation”ーーナッシングスとして初めて生まれたこの曲が、2013年最新型の強靭さとパワーをもって鳴り渡っていた。アンコールではライブ初披露となる“BLUE SHADOW”が雄大に響き、“白昼”のダイレクトなロックンロールが次々とクラウド・サーフを巻き起こし……終了。最後、「[Champagne]カモン!」という言葉とともに、再び[Champagne]の4人(と、先に袖に引っ込んでいた日向)が肩を組んで再登場。「ナッシングス最高!」という川上の言葉が、この場に集まった全員の想いを何より確かに代弁していた。(高橋智樹)

[SET LIST]
■[Champagne]
01.Burger Queen
02.Waitress, Waitress!
03.Rocknrolla!
04.She's Very
05.Kill Me If You Can
06.Cat 2
07.涙がこぼれそう
08.Kids
09.starrrrrrr
10.city

■Nothing's Carved In Stone
01.Spirit Inspiration
02.Cold Reason
03.Spiralbreak
04.November 15th
05.Pride
06.Out of Control
07.Red Light
08.Scarred Soul
09.Around the Clock
10.Isolation
Encore
11.BLUE SHADOW
12.白昼
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