ワン・ダイレクションが4月27日に行ったペルーでのライヴで50名近くのファンがステージに殺到して怪我を負ったという。
ライヴはバンドの世界ツアーの2日目となる公演で、4万人収容するリマのエスタディオ・ナシオナルで行われたが、大勢のファンがバンドに近づこうと前方へ詰めかけ、47名が呼吸困難の治療を受けることになったと警察は発表している。
事故の状況をサルヴァドール・イグレシアス警察長官は「会場が開くと、前列を争って若者が一斉に会場の各所へと殺到しました」と説明したとスカイニュースが伝えている。
その一方で消防長官のマリオ・カサレットは若いファンをステージ前やバルコニー席から退避させ、手当てしなければならなかったと次のようにラジオ局の取材に語っている。
「12歳から15歳の子供たちが47名、呼吸困難の症状を示していたのでその治療に当たりました。手に負えなかった状況は一つもありませんでした。見苦しいところは何一つありませんでしたし、よく善処できたと思います」
さらにバンドの広報は次のように説明している。
「バンドのマネジメントはツアーのスタッフとして群衆管理やセキュリティ対策の専門家でも最高峰の人たちを雇っていて、こういうスタッフはあらゆる事態に備えて事前に準備をしています。この日も、警察、消防、医療、会場、興行側など地元の重要な専門家と業者とともに事態に備えていた次第です」
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