6月4日にファースト・アルバムからサード・アルバム『レッド・ツェッペリンⅠ』『レッド・ツェッペリンⅡ』『レッド・ツェッペリンⅢ』のリマスタリング再発を行うレッド・ツェッペリンだが、ジミー・ペイジはさらなる未発表音源のコンピレーションも考えられると語っている。
今回のリマスタリング再発のデラックス・エディションにはすべてエクストラ・ディスクが付属しており、ライヴ音源やヴァージョン違いなどの未発表音源が収録されている。オリジナル・アルバムの全作品の残りも追ってリリースされるが、音源の監修をしたジミーは未発表音源の新たなコンピレーション制作の可能性はまだ残っているとして次のようにローリング・ストーン誌に語っている。
「やれることは確かにまだまだあるんだよ。でも、今度の再発にはすごく時間がかかったし、今また新しいプロジェクトを自分から提案したくはないんだ。そうするとまた半年か1年はそれにかかりっきりになっちゃうからね。ぼくとしてはギターの練習をしたり、ライヴをやるとか、今はそういうことに時間を使いたいんだよ」
さらにジミーは今回採用した未発表音源についてはなるべくブートレグとしてあまり聴かれていないものを収録するようにしたと説明していて、その成果については次のように語っている。
「発掘作業についてはかなり念入りにやったんだよ。ファンジンを切り回してるやつにも聴いてもらって、聴いたことのある音源はあるかって確かめてみたら、ないって言われて、すごくいい気分になれたよ」
なお、今回のリリースの未発表音源にはブルース・ナンバーの"キー・トゥ・ザ・ハイウェイ"のカヴァー、"移民の歌"や"胸いっぱいの愛を"のアウトテイクなどが含まれている。
また、ロバート・プラントは自身とジョン・ボーナムが田舎の出身だったことをザ・ブラック・キーズにたとえて「ぼくたちはイギリスでも同じところの出で、それはまるでザ・ブラック・キーズがアクロン出身だというのとそっくりなんだよ。ほかの二人のメンバーと較べたらまるで世慣れてなかったんだよ」と語っている。
なお、ロバートは5月5日にイギリスのサッカー3部リーグのリーグ・ワン所属のウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFCの本拠地モリニュー・スタジアムで行われたセレブPK合戦に参加した。ウルヴァーハンプトンFCは今季優勝したため、来期から2部リーグのチャンピオンシップ・リーグに昇格になるが、今回のイヴェントはその祝勝とミッドフィールダー、ジョディ・クラドックの在籍10周年を記念してのものだった。ちなみにロバートはウルヴァーハンプトンFCの名誉副会長を務めている。
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