ジミー・ペイジ、ツェッペリン再結成後にスティーヴン・タイラーらと作業を重ねていた

ジミー・ペイジ、ツェッペリン再結成後にスティーヴン・タイラーらと作業を重ねていた

レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジは2007年12月に行った再結成ライヴの後、ロバート・プラント以外のヴォーカリストと新曲に取りかかっていたことを認めていて、ロバート自身はその新バンドについていい思いつきだったのではないかと語っている。

ジミーはローリング・ストーン誌に、07年の再結成ライヴの出来に当然「その後のライヴも実現するものだと思っていた」と語っていて、ロバートがなんで心変わりしてしまったのかよくわからないと説明している。さらにジミーとジョン・ポール・ジョーンズ、そしてジョン・ボーナムの遺児でドラムを務めたジェイソン・ボーナムの3人でエアロスミスのスティーヴン・タイラーやオルター・ブリッジのマイルス・ケネディなど、ほかのヴォーカリストとの作業も進めたことを明らかにしている。

「連中は歌手もみつけてたんだよ」とこの時のことをロバートは語っている。「それからどうなったのかは知らないけど。ぼくには素晴らしい思いつきだったように思えたけどね」

その後、ジョン・ポール・ジョーンズがデイヴ・グロールとジョシュ・オムのサイド・プロジェクト、ゼム・クルックド・ヴァルチャーズに参加してしまったことでツェッペリンの再結成構想は頓挫したとジミーは認めていて、「あれがもうダメ押しになったね」と振り返っている。今後の再結成の可能性については二人とも実現性は薄いとしていて、ロバートは次のように語っている。

「また同じことの繰り返しになっちゃうだけだからね。ツアーをやるとなると、いろんな利権がサーカス団の動物のようにうようよついて回ってくるし、それが一流スタジアム・ロックのやってられないところの本質のすべてなんだよ。やったら、いろんな取り巻きに囲まれて、ぼくたちもさぞかし憔悴しきったことだろうね。ぼくはね、ジュークボックスの部品なんかじゃないんだよ」

その一方でジミーは次のように説明した。

「ぼくは人からほとんど毎日再結成について訊かれるんだよ。でも、その答えは再結成はないってことだよ。O2でのライヴからもう7年経つんだ。でもね、ぼくを墓から掘り出して棺のままステージにおいてテープだけ流すという方法もあるよね」

なお、ロバートは昨年に入ってから2014年にレッド・ツェッペリンとして活動をしてもいいと語ったことでも知られているが、完全に否定的ではないこともほのめかしている。

「すべてのものは発達しながら発達していくものなんだよ。すべてのドアは開かれているんだ。すべての電話線も繋がっている。でも、誰からもなにも聞いてはいないよ。口ではなんとでも言えるけど、やるからにはすべてが新しくなくちゃいけないんだ。それさえできれば、そこに歴史を合わせてもいいと思うよ」

さらにイーグルスの再結成についても次のように触れてみせている。

「イーグルスは地獄が凍りつくようなことがあったら再結成してもいいと言っておいて、なんで結局、再結成して、そのままずっとツアーし続けているのか、わかる? それは天文学的なギャラを支払われたからじゃないんだよ。お金の問題じゃないんだよ。それは連中が退屈してたからだよ。でも、ぼくは退屈してないんだ」

(c) NME.COM / IPC Media 2014
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