フー・ファイターズのニュー・アルバムが11月にリリースされることが明らかになった。
かねてより今年の秋のリリース予定と伝えられていた本新作だが、このたびプレス・リリースで正式に11月のリリースがアナウンスされた。
この新作はアメリカの8都市のスタジオで制作されていて、それぞれの都市を代表するアーティストの客演も迎えていることがわかっている。また、バンドはテレビ向けに全8回の新作制作ドキュメンタリー作品も用意していて、デイヴ・グロールがこのドキュメンタリーの監督を務めていることも明らかになっている。デイヴは新作について次のようにビルボード誌に語っている。
「前作の成功が落ち着いてくるにしたがって、俺は『これでなんか変なことをやらせてもらえるな』って思ったんだよ。やろうと思えば、クレイジーで荒涼としたレディオヘッドみたいなアルバムを作ってみんなを仰天させることもできるなってね。でも、そんなのはやりたくねえなと思って」
その代わり、「驚くようなスタジアム・アンセム」も含んだ内容になったとデイヴは語っている。
「俺たちはいつもすごく勢いのあるコーラスをやってるけど、そういうのじゃなくて、間奏のインストゥルメンタル・パートをものすごく盛り上がるものにしている。これはきっと驚くと思うよ」
さらにドキュメンタリーについては次のように語っている。
「『Sound City』を作ってみて音楽とドキュメンタリーを対にするのってなかなかいけるって思ったんだよ。っていうのは、ドキュメンタリーの物語が楽曲に深みを与えるからで、そのおかげで気持ちの部分で作品と繋がるところがもっと強くなるんだよ。それで『もう一回、これやりたいな。でも、スタジオに入って物語をひもといていくよりは、アメリカ中を旅しながらその物語を語ってみたいな』って思ったんだ」
なお、新作に参加しているアーティストには、ザ・イーグルスのジョー・ウォルシュ、ゲイリー・クラーク・ジュニア、チープ・トリックのリック・ニールセンらが含まれているという。